最後の晩餐のパンから見た人間にとって最低限必要な食品と糖質制限の危険性
発酵食品が大好きな私。
甘酒も自家製だし、塩麹も醤油麹も当然のように作って菌活に励んでいますが、最近、菌活つながりで天然酵母起こしにはまってしまい、うまく起こせたので調子にのって、ずっと憧れていた自家製酵母のカンパーニュを焼いてみました。
自家製酵母のカンパーニュはドライイーストを使って作ったものとはまた違った風合いで、なんとも言えぬおいしさがあります。
まだ始めたばかりなので、自家製酵母の魅力についてこれ以上語ることができないのが残念だったりもしますが、「田舎パン」「田舎風パン」とも称されるカンパーニュの原材料は至ってシンプル。
基本的には粉・塩・水・酵母だけなんです。
これがまた格別に美味しい。
素朴な味わいで飽きのこないおいしさ。
小麦本来の味が味わえます。
って、何かのCMみたいな言い回しをついしてしまいますが、思わず毎日焼いてしまうほどのおいしさ。
だけど、この「粉・塩・水・酵母」だけって、どこかで見たような気がしませんか?
そうです。
神棚にお供えをする食品は「米・塩・水・酒」
これらは、少しこじつけ感が否めませんが、このように言うこともできますよね。
・穀物(米)
・塩
・水
・酵母(酒)
カンパーニュの主原料も
・塩
・水
・酵母
先日、
神棚へのお供え物と日本人の身体と心と魂にとって最低限必要不可欠な食品。
それらに共通点があるのではないか?
といった観点から、日本人にとって最低限必要な食品ってなんだろうと考えてみましたが、
primavera-rose1108.hatenablog.com
カンパーニュはフランス発症の田舎風パン。
フランスで主に信仰されているのはキリスト教だそうですが
フランスのみならず、西洋で信仰されている宗教は宗派の違いはあれ、主にキリスト教と言えるのではないかと思います。
私はクリスチャンではないので、あまりキリスト教のことについては詳しくありませんが、Wikipediaによると、
共観福音書によればイエスはパンを取り、「これがわたしのからだである」といい、杯をとり「これがわたしの血である」といって弟子たちに与えた。
キリスト教でも、パン=身体。
宗教上の解釈は違うのかも知れませんが、食べるものが身体を作っていると言ってるようにも見えます。
つまり、
神棚へのお供え物と日本人の身体と心と魂にとって最低限必要不可欠な食品。
それらに共通点があるのではないか?
であるなら、
キリスト教のミサで使われるパンと西洋人の身体と心と魂にとって最低限必要不可欠な食品にも、なにか共通点があるのではないか?
と考えてみたのです。
そして、日本人と西洋人の身体と心と魂にとって最低限必要不可欠な食品に共通点があるなら、それが人間が命をつないでいくために最低限必要不可欠な食品といえるのではないでしょうか。
では、キリスト教でいうところのパンは何で出来ているのでしょう?
Laudate | キリスト教マメ知識によると、カトリック教会のミサで使用されるパンのことをホスチアといい、「水と小麦粉だけ」で作られているとのこと。
最後の晩餐のパンにイースト(酵母)が含まれてたかどうかは1000年近くも前から言い争われているようで、
個人的にはイーストが含まれていようがいまいが、そんなことで1000年も言い争わなくてもいいような気もしますが、やはりキリスト教に代表される西洋社会においても、人が命をつないでいくために最低限必要不可欠な食品は「穀物・塩・水・酵母(発酵食品)」と認識されていたといえるのではないかと思います。
「米」や「小麦」だけでは栄養不足になるんじゃないかというツッコミも入りそうですが、もちろん、ここでいう米は「玄米」、小麦は「全粒粉」のこと。
「白米」やよくスーパーなどで見かける薄力粉や強力粉などの「精製された小麦粉」と塩・水・酵母(発酵食品)だけでは、当然身体にとって必要なビタミンやミネラルが足りず栄養失調に陥ります。
じゃあ、仮に人間の身体にとって最低限必要な食品は「穀物・塩・水・酵母(発酵食品)」であるなら、毎食、全粒粉と塩と水と天然酵母だけで作ったシンプルなカンパーニュだけ食べていればいいんですか?という更なるツッコミも入りそうですが、私たちが日本人・・・というより大和民族である、という前提からいくと、直感的にそれは違うような気もします。
その話については、また次回以降、考察していきたいと思いますが、やはり人間が生きていく上で最低限必要な食品は人種を問わず、
・穀物(米、小麦粉など)
・塩
・水
・酵母(発酵食品、発酵調味料)
と言えるのではないでしょうか?
ともすれば、ご飯などの炭水化物を避ける糖質制限ダイエットが今もなお流行っていますし、一時的には効果もあると思いますが、長期的にはかなり危険なダイエット法だと思います。
やはり、人間が生きていく上で最低限必要な食品である
・穀物(米、小麦粉など)
・塩
・水
・酵母(発酵食品、発酵調味料)
これらを中心として、身体が喜ぶ食材たちを楽しく味わいたいものですね。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
日本人の身体と心と魂にとって最低限必要不可欠な食品とは?
昨今の健康ブームでやたらと脚光を浴びてる甘酒。
美味しいですよね。
私は豆乳と1:1で割って飲むのが好きですが、子どもたちはそのままの飲用は好まないので、料理に入れたり甘酒スイーツを作ったりしてますが、
「うま~♡」
と砂糖で甘みをつけたおやつよりもたくさん食べてくれるのは、母親として嬉しい限りです。
さて、前回、
神棚へのお供え物と日本人の身体と心と魂にとって最低限必要不可欠な食品。
それらに共通点があるのではないか?
といった観点からみると、和食の基本調味料「さしすせそ」は砂糖・塩・酢・醤油・味噌ではなく、酒(甘酒・日本酒)・塩・酢・醤油・味噌ではないかといった話を書きました。
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ここで、またふと疑問に思ったんです。
神棚にお供えする食べられるものは主に「米・御神酒(酒)・塩・水」。
なぜ、この4品が神棚にお供えされるのでしょう?
そこに
神棚へのお供え物と日本人の身体と心と魂にとって最低限必要不可欠な食品。
それらに共通点があるのではないか?
のヒントがあるような気がしたのです。
冒頭部分の一部を引用させていただくと
なぜ「米・酒・塩・水」と決まっているのでしょう?そして同時に「海のもの・山のもの・根のもの・土のもの」などなど、普通に食べられそうなものもお供えする。
「海のもの・山のもの・根のもの・土のもの」
列挙されているということはバランスが大事、ということなのかもしれません。
では、お供えする普通に食べられそうなものとは何でしょう?
その内容も書かれてありました。
本来、神饌(神様にお供えするおそなえもの)の順位は、
1.米
2.酒
3.塩
4.水
となります。ここに上記以外の神饌が加われば、
1.米(または飯・粥)
2.稲穂(米が「和稲」に対して、稲穂そのものは「荒稲」と呼ぶ)
3.酒(厳密に別ければ、これも白酒(しろき)・黒酒(くろき)・濁酒(にごりざけ)・清酒(すみさけ))
4.餅
5.魚(海魚、川魚)
6.貝
7.鳥(野鳥、水鳥)
8.海藻類(海菜)
9.野菜類
10.果物類(果実)
11.菓子
12.塩
13.水
※ 『神社有職故実』には、「これ等の中で、欠くことの出来ぬものは、米・塩・水の三種である」と書かれております
個人的に興味深いのは、1~4までが「米」に係わる食品であるということ。
日本人の精神性と米食文化はなにやら関係がありそうです。
こちらにも書かれているとおり、
※ 『神社有職故実』には、「これ等の中で、欠くことの出来ぬものは、米・塩・水の三種である」と書かれております
『神社有職故実』とは何だろうと思ってググってみたところ、1951年出版の古書のようで、内容について書かれているサイト等を確認することはできませんでしたが、
有職故実(ゆうそくこじつ)とは、古来の先例に基づいた、朝廷や公家、武家の行事や法令・制度・風俗・習慣・官職・儀式・装束などのこと。 また、それらを研究すること。(Wikipediaより)
ということなので、『仁者有職故実』とは、神社にかかわる古来の先例に基づいた習慣や儀礼等々をまとめてある本と考えて間違いないと思います。
そして、
神様にお供えするおそなえものの中で、欠くことが出来ぬものは、米・塩・水の三種である。
先ほども欠きましたが、そもそもお供えは「食べるものを与えていただいた感謝の気持ち」を神様に表わすものとして、自分がいただく食品の一部を捧げるというもの。
ということはつまり、日本人が命をつなぐために欠くことが出来ないものは、米・塩・水の三種である。といっても過言ではないのでしょうか?
和食の健康法といえば、まずマクロビオティックが頭に浮かびますが、創始者である桜沢如一先生が提唱した半断食による健康法「7号食」も、10日間玄米だけで過ごすというもの。
「7号食」は10日間、動物性油脂や砂糖、添加物などの余計なものを身体に取り入れないことで身体を大掃除し、健康効果を狙うというもの。
ということはマクロビの観点からも、命をつなぐために最低限必要なものは、米・塩・水のみ(塩は玄米を炊くのに必要)と言えそうです。
ですが、さすがに玄米ご飯だけでは飽きるでしょうし、他のものも食べられないとなると精神的にもつらくなりそうですよね。
そこで、もう一度神饌を確認してみると、
1.米(または飯・粥)
2.稲穂(米が「和稲」に対して、稲穂そのものは「荒稲」と呼ぶ)
3.酒(厳密に別ければ、これも白酒(しろき)・黒酒(くろき)・濁酒(にごりざけ)・清酒(すみさけ))
4.餅
5.魚(海魚、川魚)
6.貝
7.鳥(野鳥、水鳥)
8.海藻類(海菜)
9.野菜類
10.果物類(果実)
11.菓子
12.塩
13.水
ちなみに、
お神酒の部分で書いた4種類の酒、「白酒(しろき)・黒酒(くろき)・清酒(すみさけ)・濁酒(にごりざけ)」は、
白酒・・・神田で作った酒をそのまま醸造したもの
黒酒・・・木の灰を混ぜて、綺麗なうわずみの部分のみ
濁酒・・・今でいうどぶろくとか、甘酒
清酒・・・今で言われている日本酒と同じ
とのこと。
そもそもお供えは「食べるものを与えていただいた感謝の気持ち」を神様に表わすものとして、自分がいただく食品の一部を捧げるというものという前提条件で話を進めるなら、ここに書かれている酒(甘酒・日本酒)・餅・魚介類・鶏肉・海藻・野菜・果物・菓子は量さえ気を付ければ食べても問題はなさそうです。
そして、最近、身体によくないから摂取を控えましょう、といわれている食品たちの代表選手とも言える
「砂糖」「牛乳・乳製品」「獣肉(牛・豚など)」
これらはありませんよね。
やはり、これらの食品は日本人の身体には必要なさそうです。
ちなみに「菓子」が含まれてるじゃないか、「菓子」の中には当然、お砂糖は入ってるんじゃないの?
というツッコミが入りそうですが、そもそもお供えは「食べるものを与えていただいた感謝の気持ち」を神様に表わすものとして、自分がいただく食品の一部を捧げるもの。
ですから、ハレの日のお楽しみ、贈答品として捧げるお菓子は別にいいんじゃないの?そこに白砂糖が使われててもそれくらいいいでしょ?くらいに思っています。
こちらでも書きましたけど、
primavera-rose1108.hatenablog.com
白砂糖の摂取そのものが問題なのではなくて、摂取量が極端に多いのが問題なのです。
また、「酢」「醤油」「味噌」がお供えに含まれていないのは、調味料として使用されてきた歴史が浅いからだと考えられます。
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なので、日本人の身体と心と魂にとって、最低限必要不可欠な食品とは「米・塩・水」。
そして、これらに追加するなら「発酵調味料」という意味での「酒」なのではないでしょうか。
「酒の百薬の長」といい、適量の酒はどんな良薬よりも効果があるということですが、
個人的には、発酵調味料として使用する酒や甘酒は百薬の長である、といえるのではないかと考えています。
何はともあれ、身体が喜ぶものを楽しみながらいただきたいものですよね。
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今日もお読みいただき、ありがとうございました。
和食の基本調味料「さしすせそ」は本当に「基本」なのか?
和食の基本調味料は「さしすせそ」は、砂糖・塩・酢・醤油・味噌。
この順に入れると上手に和食が作れますよ、なんてよく言われてますよね。
(出典: クックパッドニュース)
でも、ここ数年、これに疑問を感じる方もいらっしゃるようで、とくに「さ」の砂糖は違うんじゃないかと言ってる方もおいでるようです。
前記事で、砂糖が一般庶民の調味料となってから、たかだか120年あまりしか経っていないということ、そこからの考察で砂糖の常食が個人の身を滅ぼし、ひいては第二次世界大戦の敗戦を引き起こしたのではないか?いうお話を書きました。
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ここでふと思ったんです。
和食の基本調味料の「さしすせそ」
食生活を改善したかったら、まずはこれらを本物に変えることから始めましょう。
具体的には、
「砂糖」・・・極力使わないようにしましょう。
「塩」・・・・天然塩を使いましょう。
「酢」「醤油」「味噌」・・・化学合成されたものではなく、きちんと醸造されたものを使いましょう。
というのがよく言われているところ。
このこと自体は私も誰かから聞いたことだし、口にするのを全て有機野菜にこだわったりすることに比べたらコスパもよさそうということで、そうだと思って疑いもしていませんでした。
だけど、砂糖が一般庶民の調味料となってから、たかだか120年あまりしか経っていないのであれば、他の「しすせそ」はどうなんだろう?ってふと思ったんです。
例えば「塩」なんかは神棚にお供えしますよね。
(出典:御札や神棚に供える榊やお供え物の種類)
そもそもの前提として、お供えは「食べるものを与えていただいた感謝の気持ち」を神様に表わすものとして、自分がいただく食品の一部を捧げるものという理解で私はいます。
そして、「食べるものを与えていただいた感謝の気持ち」を表わすものとしてお供えするならば、古来より「自分たちにとって大切なもの」をお供えしたのではないか、と考えてみたんです。
それは、私たち自身の日常生活に当てはめてみてもよくわかりますよね。
例えば、遠方から親しい知人が遊びに来たときなんかもお気に入りのお店に連れて行きますし、来客用の食器なども普段使いのものより上質なものを用意しますよね。
だとすれば、神様にお供えするものも「人々にとって」より上質のもの、より大切なものの順から備えられたのではないかと考えることが出来るのではないでしょうか?
つまり、
神棚へのお供え物と日本人の身体と心と魂にとって最低限必要不可欠な食品。
それらに共通点があるのではないか?
という仮説を立ててみました。
あらためて、神棚にお供えする食べられるものをみてみますと、
(出典:神棚のお供物の配置 交換時期 神饌(しんせん)や榊の処分の仕方は?)
主に「米・御神酒(酒)・塩・水」。
このうち調味料は「酒」と「塩」ですよね。
ということは、古来より日本人が調味料として使用してきたのは「酒」と「塩」だけだったと考えられます。
つまり、和食の基本調味料と言ってもいいのは、「さしすせそ」のうち「し」の「塩」のみ。
・・・本当にそうなのでしょうか?
「砂糖」は、くどいようですが一般庶民の調味料となったのは120年少し前。
では、他の調味料はどうだったのでしょう?
「酢」は古来より調味料として使用されていたようなので、
日本へは応神天皇のころに中国から渡来したとされる。律令制では造酒司にて酒・醴(管理人注釈:かんしゅ。甘酒のこと)とともに造られており、酢漬けや酢の物、膾の調理に用いられていた。(Wikipediaより)
「酢」も和食の基本調味料といってもいいと思います。
では、「醤油」や「味噌」はどうでしょう?
こういう記事を読ませていただくと、はてなブログを書かれている方の1記事1記事のクオリティの高さといいますか、文量の多さといいますかがアメブロの比じゃないな、と痛感させられます。
アメブロの方はどちらかというと当たり障りのない内容がさらさらっと書かれていて、ほとんどがご自身のセミナーとかコンサルの告知が多かったように思われます。
いい悪いではなくて「場」のエネルギーが違うんでしょうね。
個人的にははてなブログにお引っ越ししてきて大正解だと思っています。
脱線してしまいました。汗
結論が最後の方に書かれていましたが、
*醤油や味噌が完全に独立した「調味料」と認識される様になったのも、砂糖が日本で流通する様になったのもこの時期(管理人注釈:江戸中期以降)。塩や酢はそれ以前から調味料として存在したから、ある意味これで一応「さしすせそ」が揃った事になる。
のだそうです。
食文化の歴史という観点からみると「醤油」や「味噌」は「塩」や「酢」と比較して、「砂糖」と同じくらい浅いということですよね。
では、「醤油」「味噌」は日本人にとって、本来必要のない食品ということでしょうか?
だけど、直感的に「砂糖」とは違い、「醤油」や「味噌」は身体にいい効果をもたらすような気もします。
ここで、もう一度、神棚にお供えするものを確認すると、主に「米・酒・塩・水」。
このうち「米」と「酒」に関しては、このように考えることができるのではないでしょうか?
・米=主食となる穀物
・酒=主食となる穀物から作られた発酵食品
ということは、神棚にお供えするものは
・主食となる穀物(米)
・主食となる穀物から作られた発酵食品(酒)
・塩
・水
つまり、
神棚へのお供え物と日本人の身体と心と魂にとって最低限必要不可欠な食品。
それらに共通点があるのではないか?
という観点でみると、やはり「醤油」「味噌」は必要不可欠とまでは言い切れないけれど、「醤油」も「味噌」も麹菌の作用で主原料である大豆などを発酵して作られる食品。
麹菌は国菌としても認められていますよね。
ということは、「醤油」も「味噌」も国菌として認められている麹菌の作用で造られる発酵調味料。
しかも、日本人のどの家庭にもあると思われるくらい一般的に普及してますよね。
であるなら、「醤油」も「味噌」も和食の基本調味料として見てよさそうです。
だいぶ話がずれ込みましたが、もともと今回は、
和食の基本調味料「さしすせそ」は本当に「基本」なのか?
という観点から話を進めてきました。
ここまでの話を踏まえて超個人的見解をのべますと、「さ」を「砂糖」ではなく、「酒(甘酒・日本酒)」とするなら、和食の基本調味料「さしすせそ」は本当に「基本」だと言えるのではないでしょうか。
・さ・・・「酒(甘酒・日本酒)」
・し・・・「塩」
・す・・・「酢」
・せ・・・「醤油」
・そ・・・「味噌」
ということですね。
そして、「塩」以外の4つに国菌である「麹菌」が絡んでいるのも、とても興味深いです。
もしかしたら、日本人にとっての「麹菌」は「アラジンの魔法のランプ」に出てくるジーニーちゃんのような存在なのかもしれませんよね。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
砂糖は身だけでなく国をも滅ぼすのかもしれないという話
砂糖、特に白砂糖は体にとってよくない作用をもたらす
とは昨今の健康ブームでよく聞く話。
「百害あって一利なし」とまで言う人もいらっしゃいますよね。
私も結婚して10年弱ですが、白砂糖は購入したことありませんし、代用品としてよく使用しているのがてんさい糖。
他にもレシピによって、みりん、甘酒、黒砂糖、蜂蜜、メープルシロップなどを使い分けています。
先週の4/7(金)は長男の小学校入学式で、午後からうどん県在住の私の実両親が二泊三日で遊びに来ていました。
その関係もあって、ちょっと・・・いや、かなり食生活が乱れてしまいました。汗
4/7(金)の晩ご飯なんて、きつねうどんとエビ天(外食)。
しかもその後、食後のデザートとして、母お手製のチーズケーキを食べてたりします。汗汗
私の実母はお菓子作りが大好きで、3年前にうどん県に移住してからというもの年に数回しか会えない孫のために、大量のお菓子を作って持ってきてくれます。
今回、実母が持ってきたお菓子は、
・チーズケーキ 24cm 1台
・レモンシフォンケーキ エンゼル型 1台
・クッキー二種類 ジップロックの一番大きな袋にいっぱい×2
・うどんポッキー ジップロックの中の袋いっぱい
・あられ ジップロックの中の袋いっぱい
・黒豆パン 直径6cmの丸パン 6個
と、まぁ盛りだくさん。
それはそれでありがたいといえばありがたいのですが問題がありまして、実母作のお菓子には白砂糖とマーガリンが使用されているのです。
(画像出典:左:フードソムリエ、右:【楽天市場】ママパン/ママの手作りパン屋さん)
1個や2個ならまだしも、4/7(金)の夕方から4/9(日)の朝まで、普段口にはしない白砂糖とマーガリンを大量に摂取しつづけるといった食生活をしてしまってました。
私にしてみれば、母作のお菓子は子どもの頃から親しんできた母の味。
特にクッキーが子どもの頃からの大好物だったんです。
今となっては、たまにしか食べられない大好物が大量にあるこの状況。
たまになら・・・一日1枚だけなら・・・と口にしたのが最後。
もう1枚・・・あと1枚だけ・・・と気がついたら袋を抱えてバクバク食べてました。汗
なぜかというと、
(画像出典:美健ガイド社 真弓定夫先生監修マンガ「白砂糖は魔薬!?」より。以下出典先の記載のない画像は同じ)
白砂糖の3大特徴
①潜在性
②増力性
③習慣性
のうち、②増量性と③習慣性が働いてしまったからだと考えられています。
前の週も家族で温泉旅行と私的にはハレの日の外食が続いていましたからね。
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そして、その結果・・・
私の左太もも付け根の広範囲にわたって、かゆみを伴う湿疹が発生しました。汗
それを見た長男に「ママ? それどうしたん? 無理せんでいいげんよ~」と言われてしまう始末。汗汗
子どもたちには極力食べさせないようにと気をつけていた白砂糖やマーガリン・ショートニングが含まれている菓子パンやお菓子類。
たまになら食べてもいいかな~と思ったけれど、大量に食べてしまったのがよくなかったのかもしれません。
子どもたちにも大量にあるからとつい好きなだけ食べさせてしまったし、長男には特に目立った影響が見られなかったけど、アトピーを疑っていた次男はキレイになりかけた肌がまた荒れてきました。
まだ残っていましたけど、ついつい食べ過ぎてしまうし油の酸化も気になるので、泣く泣く全部廃棄処分です。
私は医者でも看護師でもないので素人判断ですが、私の体内で起きたのはおそらく白砂糖の大量摂取による低血糖。
腸の働きが悪くなり、うまく排泄できなかった老廃物(ようは便秘ということです。苦笑)から発生したガスなどが血管の細胞に悪影響をもたらし、
アレルギー症状として、かゆみを伴う湿疹が発生したんじゃないかと考えています。
これもよく言われていることですが、白砂糖はスーパーの食品売り場で売られているから食品だと思いきや、実は化学方程式で簡単に表せる薬品だったりするんですよね。
(画像出典:Wikipedia 白砂糖(スクロース)はグルコース(左)とフルクトース(右)の二糖類)
そして、どんな薬よりも摂取量が極端に多いのが問題なのです。
外食やお総菜、レトルト食品、インスタント食品、瓶詰めの加工食品など含まれてないものを探すのが大変なくらいあらゆるところに白砂糖は使われてますしね。
もちろん、薬だから副作用もあります。
それが、上記の低血糖による諸症状などです。
白砂糖の害については多くの人が語るところなのでこれ以上は言いませんが、短期間に大量摂取したとはいえ、こんなに早く症状に現れるとは思ってもみませんでした。
でも、おかげで、診断名のつくくらい体調が悪くなる前に白砂糖を取り過ぎてることに気づけてよかったです。
そんな悪者にされがちな白砂糖ですが、そもそも需要があったからこそ世の中に蔓延しているんですよね?
では、なぜ白砂糖が世の中に蔓延するようになったのでしょう?
そこで、白砂糖の歴史をググってみました。
Wikipediaによると、世界的には
砂糖の歴史は古く、約2500年前に東インドでサトウキビの搾り汁を煮詰めて砂糖をつくる方法が発明されたと考えられている。
(中略)
砂糖は病気による衰弱や疲労の回復に効果があるとされ、薬としても用いられた。当時は「インドの塩」等と呼ばれ、塩などと関連づけられていた。
もともと、薬としても使用されていたようです。
日本ではどうかというと
(中略)
当初は輸入でしかもたらされない貴重品であり医薬品として扱われていた。
やはり日本でも薬としての扱いだったんですね。
時代は下っていきます。
平安時代後期には本草和名に見られるようにある程度製糖の知識も普及し、お菓子や贈答品の一種として扱われるようにもなっていた。
(中略)
名に「砂糖」と付くことからも、調味料としての砂糖は当時としては珍しい物だということがわかる。
和食の基本調味料は「さしすせそ」と言われており、その筆頭として「砂糖」があげられていますが、ここでも書かれている通り、そもそも「砂糖」は調味料ではなかったようです。
ではいつ頃から一般家庭の調味料として使用されるようになったのでしょう?
Wikipediaには記述がありませんでしたが、独立行政法人 農畜産業機構によると
〔1894〕日清戦争の後、台湾を中心に近代糖業が発展し、一部の贅沢品から一般家庭の調味料に変わる。
とのことですので、砂糖が一般家庭の調味料となってから、まだたかだか120年ちょっとしか経っていないことがわかります。
日清戦争といえば、日本史はあまり詳しくありませんが、島国である日本が外国から攻められて敗戦したのは、第二次世界大戦のみでなかったかと思います。
日清戦争、日露戦争を勝利した日本人が第二次世界大戦で敗戦したのも、もしかしたら、砂糖が一般家庭の調味料となり、高級品であった砂糖が庶民の口にも入ることになったことも一因なのかもしれません。
これは、以前ご紹介した
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観相家・水野南北先生の『相法極意終身録』に照らし合わせて考えてみてもわかります。
『相法極意終身録』では、地位の低い人、つまり収入の少ない人が美食することを強く戒められており、貧乏人の美食は運を無駄遣いすることになる、と書かれています。
収入が少ない=受け取るものが少ない、のにも関わらず美食してしまうことで、運を使い果たしさらに受け取れるもの(運)がすり減ってしまうということなんですね。
そして、南北が言うところの美食とは、肉や赤身の大きな魚、味の濃い食べ物、砂糖、お酒などと書きました。
これまた極論かもしれませんが、日清戦争後、近代糖業が発展し、高価な贅沢品だったはずの砂糖が一般庶民の口に入るようになったことで、国家レベルで一般庶民たちの運がすり減らされ、それがひいては敗戦につながったのではないかと考えています。
江戸末期にも砂糖亡国論を唱えた人がいるみたいです。
天保元年から3年(1830年から1832年)には、大坂での取引量は輸入糖430万斤と国産糖2320万斤、あわせて2750万斤(1万6500トン)となり、さらに幕末の慶応元年(1865年)にはその2倍となっていた。一方、このころ大阪の儒者である中井覆軒は著書「老婆心」の中で砂糖の害を述べ、砂糖亡国論を唱えた。また幕府も文政元年(1818年)にサトウキビの作付け制限を布告したが、実効は上がらず砂糖生産は増え続けた。(Wikipediaより引用)
幕府もサトウキビの作付け制限を布告したにもかかわらず、砂糖生産は増え続けたって、まるでアメリカの禁酒法みたいですね。苦笑
快楽を伴うことは禁じれば禁じるほど、それに反発する人たちが出てくるというもの。
砂糖も白砂糖が悪いといえば、カロリーゼロの合成甘味料を使いましょう、といった人たちも出てきますが、合成甘味料もやはり体にとってはいい作用をもたらさないようです。
そもそも、医薬品として扱われていた砂糖。
一般庶民の口に入るようになってからもたかだか120年あまり。
白砂糖、てんさい糖、黒砂糖、メープルシロップ、アステルパームなどの合成甘味料・・・とカタチや名称は様々あれど、甘味料は甘味料。
料理に甘味料を使用するということは、日常的に薬を摂取しているということになります。
甘味料もたまに少量なら問題ありませんが、普段の食事に使用することが身体にとっていいこととはとうてい思えません。
ですが、私自身もパンやお菓子などの甘い物が大好きですし、体調が慢性的に悪く生活に支障があるなどのよっぽどの事情がなければ、完全除去はなかなか難しいもの。
とはいえ、子どもたちの健康を守るのも、私たち母親の大切な勤めです。
前記事にも書きました「子どもたちが将来世に提供していくことが何であれ、本来持った能力や才能を最大限に活かすためには、幼少期から高い生命エネルギーも持つ食品を取り入れて、身体の調子を最大限に整えてあげること」が母親の勤めだと考えているからです。
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ですから、なるべく甘味料を使わなくても子どもたちも満足してくれるよう、調理やおやつをより一層工夫していきたいものです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
「ハレ」の日と「ケ」の日のメリハリが大切
友人に「どうしても譲れないモノって何?」と聞かれて、私の内側から出てきた答えは「調味料は本物を使うこと」
和食の調味料は言わずもがな、「さ(砂糖)・し(塩)・す(酢)・せ(醤油)・そ(味噌)」ですが、昔ながらの製法で醸造された「す・せ・そ」はいわゆる発酵食品ですよね。
「さ」を文字通り「砂糖」とみるのではなく「甘み」「甘味料」と置き換えるなら、甘酒やみりんも昔ながらの製法で造られたものは発酵食品。
甘酒も
・米糀からつくる製法(米と糀を発酵させて作る。ノンアルコール)
・酒粕からつくる製法(酒粕に砂糖を加えて作る。アルコールを含む)
と二種類ありますが、酒粕からつくる製法は砂糖とアルコールが含まれているので、当然、砂糖代わりの調味料としては使用できません。
だけど、米糀から作られた甘酒は甘糀とも甘麹ともいい、塩麹同様、料理に使うことができるのです。
また、塩も昨今の健康ブームで話題となった塩麹も「塩」とみるなら、「し」も発酵食品としてみることができますよね。
ということは、ちょっと強引かもしれませんが、和食の基本調味料は全て発酵食品と見ることもできるのです。
それはさておき、私が住む石川県は発酵食品文化が盛んな地域で、能登のいしるやなれずし、金沢のかぶら寿しや大野醤油、加賀のふぐの卵巣の糠漬け、白山麓の菊酒など多様な発酵食が浸透しています。
元々、実母が食に関心があったことと、発酵食が浸透している地域に住んでいること、子どものの病気や赤ちゃんの時に亡くした子がいることなど個人的な理由もあって、食べることと命をつなぐことに深い関心があるのかもしれません。
さてさて、週末に「新一年生になった孫の顔が見たい」と、3年ほど前にうどん県に移住した実両親が遊びに来ていました。
まずは「魚醤が欲しい」との実母の声に、金沢・大野のヤマト醤油味噌のひしほ蔵へいき、醤油ソフト&玄米ソフトを堪能。
(画像出典:食べログ 左:醤油ソフト、右:玄米ソフトだそう。)
醤油ソフトはキャラメルのような味でとても美味。
玄米ソフトはどこに玄米が使われているのかよくわかんないけど、良質の甘酒のような味がしました。
玄米甘酒の豆乳割も試飲できたけど、やっぱり米麹甘酒の豆乳割は美味しい♡
砂糖を極力使いたくない私は、以前は米麹から甘酒を作って砂糖代わりに使っていました。
米麹甘酒の豆乳割がすごく美味しかったんですよね。
でも、昨年だったか、若杉ばーちゃんの講演会に行ったときに、「甘酒も豆乳も陰性の食品だから体冷やすよ」みたいなことをおっしゃられて、それからてっきり甘酒をつくらくなってしまいました。
だけど、私にとっての甘酒はもともと砂糖代わりにしたくて作り始めたもの。砂糖を使うくらいなら甘酒を使おう、くらいの位置付けでもいいのかもしれません。
そして、この日初めて気づいたのですが、「こうじ」って、麹と糀の二種類があるんですよね。
その違いについて、マルコメのHPに記載されていたものがわかりやすかったので、引用させてもらうと、
「糀」……日本で作られた国字。米にコウジカビが「花が咲くように生える様子」から生まれた漢字。
「麹」……中国から来た漢字。穀物を蒸して麹菌(コウジカビ)を繁殖させたもの。
だそうです。
日本語っておもしろいですよね。
麹の原料となる穀物には米・麦・豆などがありますが、その中でも「米麹」だけは「糀」という別の漢字も当てられるほど、日本人にとって「米」は特別な食べ物ということ。
そういえば、神棚にお供えするのも、麦や豆ではなく「米」ですもんね。
ということは、やっぱり「米」をいただくということは、日本人の精神性に深く影響していそうです。
ここ数年、発酵食品が身体にいいということで、やれ、ヨーグルトを食べましょうだの、チーズを食べましょうだの言われていますが、やっぱり日本人の身体に合うのは、醤油や味噌、酢、糠漬け、酒粕、納豆などの古来から食べられてきたもののような気がします。
甘酒なんて古墳時代から飲まれてきたものだそうで、陰だか陽だかよくわかりませんけど、身体に悪いわけないですものね。
それ以前に、私が食に対してこだわりたいのが、快楽を満たすために食べるのではなく命をつなぐために食べるということ。
そして、食事をとるということは、こちらにも書きましたが、
primavera-rose1108.hatenablog.com
他の生物の生命エネルギーをとりいれ、そのエネルギーを素に命をつないでいると言えるのです。
であるなら、食卓が楽しいものであるということは大前提ですが、その上で、健康で活き活きとした生活をおくるためには、高い生命エネルギーを持つ食品を取り入れたい、そして、そのような食卓を子どもたちに提供していきたいのです。
身体は資本といいますが、身体の調子が好調であるからハイパフォーマンスが出せるというもの。
風邪を引いたり、寝不足や二日酔いなんかのときに、いい仕事やいいアイデアなんて出てきませんものね。
だとしたら、子どもたちが将来世に提供していくことが何であれ、本来持った能力や才能を最大限に活かすためには、幼少期から高い生命エネルギーも持つ食品を取り入れて、身体の調子を最大限に整えてあげることが必要だと考えています。
だけど、一般にスーパーなどで販売されているもののほとんどは、残念ながら高い生命エネルギーを持つとは言えないものばかり。
「美味い・簡単・安い」をモットーに、工場で大量生産されている食品たちは確かに「美味い・簡単・安い」なのかもしれません。
だけど、そもそも私たちはなんのために食事を採り生命を維持しているかというと、生物学的には「命を次世代につなぐため」「種を次世代に残すため」ではないでしょうか?
だとしたら、快楽のために食べたいモノをむさぼり食らう、その欲求を満たすために「美味い・簡単・安い」を追求する消費者や企業のあり方にも疑問を感じずにはいられないのです。
よく食の安全について本を読んだりググってみたりもしてますが、欧米諸国では禁止されているような添加物を容認している行政が悪いだの、そのような食品を提供する企業が悪いだの、そのような話もよく見聞きします。
でも、それを望んでいるのは「美味い・簡単・安い」という快楽を満たしたい私たち消費者。行政や企業はそれを満たしているだけ、という見方も出来るのです。
そして、身体はほんと正直で、そんな「美味い・簡単・安い」を消費者が望み、それにこたえるカタチで企業がそのような食品を大量生産し、それを消費していった結果、ガンなどの生活習慣病や些細なことでキレる人たちが増えてきたこと、子どものアトピー、発達障害、不妊などの「命をつなげない」現象が起きているのではないかと考えています。
とはいえ、健康的な生活を送るためにも、もう一生、好きなモノを食べてはいけないんですか?と聞かれたら、そんなことはありません。
昔の人たちは、お祭りやお祝いごとがある日は「ハレ」の日、それ以外の日常生活は「ケ」の日として、メリハリをつけてたんですよね。
それと同じで、普段は「命をつなぐための質素な食事」、お祝い事などがあるときは思いっきり贅沢をして「質のいい美味しいモノを少量いただく」でいいのではないでしょうか?
そして、普段の「命をつなぐための質素な食事」を支えるのが、「本物のさしすせそ(調味料)」
工場で機械的に合成されたものではなく、微生物の自然の力で作られた「本物の調味料」には高い生命エネルギーが宿り、それを身体に取り入れることで、より高いパフォーマンスを望めると期待するからです。
ではなぜ、私たち日本人は「美味い・簡単・安い」という快楽を望むようになったのでしょう?
個人的には、第二次世界大戦後、米を食べなくなったことがその一因ではないかと考えていますが、長くなってしまったのでその考察は後日、改めたいと思います。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
まずは楽しい食卓を
「うちの子、あまりご飯を食べてくれないんだけど・・・」
私が食に関心があるからかもしれませんが、子育てセンターなどに子どもを連れて行くとこのような言葉をよく聞きます。
うちの子どもたちは比較的よく食べる方ということもあって、ご飯を食べないという心配はあまりしたことはありませんが、それでもたまに食べないときもあります。
後から振り返ってみると、前の食事でたくさん食べていたり、間食のしすぎだったり、運動不足だったりとそれなりの理由はあったりしますが、その場では何で食べないんだろうって心配になったり、せっかく作ったのにとイライラしたりもするものなんですよね。
もしかしたら、その子その子で持って生まれた才能や能力があるのと同様、必要としている食事の量、栄養の量も違うはずなので、普段からあまりご飯が食べない子の場合、省エネ体質といえるのかもしれません。
だけど、本当にそれだけなのでしょうか?
そこで、私が見聞きした範囲ですが、あまりご飯を食べないお子さんに何か傾向みたいなものがあるのか探ってみました。すると、
・一人っ子(第一子)で、食事のときは母親と二人っきり。
(母親の方は子どもの食べ散らかしぶりに多少イライラしている)
・第二子以降の子だけど上のお子さんと年が離れていて、離乳食は市販のレトルトがほとんど。
(大人用、子ども用、赤ちゃん用に準備するのがめんどくさいから。我が家も同じ構成なので、お気持ちはよくわかります)
といった共通点みたいなのが見えてきました。
もちろん、どこかの保育園に協力してもらって調査をしたわけでもないので、たまたまそのようなお子さんが私の周りにいただけなのかもしれません。
それに、上記にあげた項目に当てはまっても、もりもり食べるお子さんもいらっしゃるかもしれませんので、あくまで推測の域を超えません。
ですが、子どもにしっかりご飯を食べさせるには、
・食卓が楽しいこと
・手作りの美味しいご飯を食べさせること
の二点が重要ではないかと考えています。
実際、我が家も次男が産まれる前は長男は一人っ子状態でした。
主人も平日の帰宅が遅く、家族全員で食卓を囲むなんて平日はまれです。
それでも、幼少期よりしっかりご飯を食べさせるために、食事を楽しむ工夫はしていました。
例えば、鍋に入った鶏団子などの熱いものを食べさせたい時なんかはスプーンに食材をすくい、そのスプーンを高いところまであげて、
「お団子ロケット発射準備完了! 3・2・1・・・発射~!!」
と言いながら、高いところにあげたスプーンを左右に振りながら口元まで下ろしていき、口に含ませるのと同時に
「○○(←子どもの名前)基地に到着~」
なんて食べさせると、我が家の子どもたちは喜んで口を開けてくれます。
しかも、私は基本めんどくさがり屋なので、第一子長男の時から離乳食といったものを特別に準備しませんでした。
離乳食初期の10倍粥、7倍粥までは作りましたが、2人ともあまり粥を好まなかったこともあって、比較的早い段間から白米に移行しました。
野菜や魚類も大人用に作ったものをお湯で洗って、味を薄めたくらい。
それでも、長男次男ともに個人的な事情があり定期的に血液検査をしていますが、特に問題を指摘されたことはありません。
このことからも離乳食作りなど食事の準備に躍起になるよりも、手抜きできるところは手抜きして、食事をする時間そのものを楽しく過ごした方がいいのではないかと考えています。
それに、普段食事の際は母親と二人っきりであまり食べないお子さんでも、うちの子どもたちと一緒に食べると「ご飯を食べるのは楽しい」と思ってくれるのか、たくさん食べて、その子の母親もビックリされるといった経験も何回かしています。
そういう姿をみているとやっぱり、子どもにしっかりご飯を食べさせるには、
・食卓が楽しいこと
・手作りの美味しいご飯を食べさせること
の二点が重要ではないかと思ってしまうのです。
ここで、ふと気になったのですが、そもそも、なぜ人は食事を取るのでしょう?
自然界を見てみると、動物も植物も他の生物からエネルギーを取り入れて、命をつないでいます。
・植物は主に太陽と大地(地球)の生命エネルギー
・動物は主に他の生物の生命エネルギー
ですよね。
もしかしたら、太陽と地球の生命エネルギー?なんておっしゃる方もいらっしゃるかもしれませんが、太陽も地球も生きています。
太陽は自ら輝きを放つ恒星なので、いつか燃料切れを起こす時がきます。
それを寿命とするなら太陽の寿命は100億年くらいで、現在46億歳なんて言われてたりもするんです。
では、地球の寿命はといいますと、ざっくりとですが地球の温度は太陽の熱によって保たれてますので、太陽も寿命がつきると寒くてとても生物が住める環境ではなくなるはずです。
それ以前に、太陽が燃料切れを起こす直前(といっても数億年前ですが)、膨張を始めるのでまず熱すぎて生物が住めなくなります。
この辺の話の詳細は天文学的な話になってくるので今回は避けますが、つまりは太陽も地球も寿命があり、寿命があるからには生命体であるといえるのです。
ということは、人も食事をとることで、他の生物の生命エネルギーをとりいれ、そのエネルギーを素に命をつないでいると言えるのです。
さて、その命をつなぐために摂取する生命エネルギーですが、エネルギーと一言でいってもその質に当然違いはあります。
例えば、
・土にも肥料にもこだわり、太陽の光を存分に浴びてつくられた有機野菜
・農薬や化学肥料、成長促進剤などをたくさん使って、ハウス栽培された野菜
どちらのお野菜の生命エネルギーが高いかと言われたら一目瞭然ですよね。
輸送状態などの他の要因が全く同じであれば、有機野菜の方が生命エネルギーが高い状態であると言えます。
ですが、食物がもつ生命エネルギーも他のエネルギーの波動
(画像出典:幸せを引き寄せる波動を上げる8つの方法 | セレンディピしょくティ)
によりその質が変わりますので、食卓の「場」のエネルギーがどうであるかは何を食べるか以上にとても大切なのです。
物質が持つエネルギーが他のエネルギーの波動によりその質が変わる、とはどのようなことかと言いますと、あまり適切な例ではないかもしれませんがホープダイヤモンドなんてその一例かもしれませんよね。
真偽のほどは定かではありませんが、元々ただのブルーダイヤだったのにもかかわらず、歴代の持ち主たちの強いネガティブな思いにより所有者に不幸をもたらすダイヤに変わってしまった、みたいなことが世の中にはあるみたいです。
さすがにそれは極端な例だとは思いますが、それでも
「いつまで食べているの?」「いい加減、さっさと食べて!」
このような言葉が飛び交う食卓は、「場」のエネルギーがイライラガミガミとした低い波動に満ちています。
たとえ、前述の有機野菜で作られた料理であっても、そのような場の波動が低い場所でいただく食事は、子どもの発育・成長に好影響をもたらすのでしょうか?
私は、何を身体に取り入れるかということも大事ですが、それ以上に、どのような場で食事をとることがもっとも大切だと考えています。
ですから、先日、食生活改善のポイントとしてあげた10項目
primavera-rose1108.hatenablog.com
のトップバッターとして、
まずは楽しい食卓を。
あげさせてもらいました。
ぜひ、 日々の食卓を楽しんでみてくださいね。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
ピッカピカの、一年生♪
昨日は、長男の小学校入学式でした。
私の住んでる地域では、まだつぼみ~咲き始めといったところですけど、桜が大好きなので載せてみました。
長男が産まれてから7年弱が過ぎ、それなりにいろいろとありましたけど、ここが一つの節目なのかなとも感じたりしています。
義務教育も始まり、校舎への行き帰りも集団登下校。
幼稚園入園のときにも少し感じたけれど、どんどん私が知り得ない長男独自の世界がますます作られていくんでしょうね。
一方で、いわゆる義務教育に疑問を感じたりもしています。
長男の「小学生になっても、もっとサッカー頑張って、サッカー選手になりたいです!」という思い。
私からみて長男が秀でていると感じている、創造力・発想力などの新しいものや価値観を作り出す力を伸ばしたいという思い。
これらを活かす教育を義務教育でしてもらえるかといったら、おそらく期待しない方がいいのでしょう。
それは、自分自身を含めて、旦那やママ友たちを初め、周りの大人たちを観察してみるだけでも火を見るより明らかで、その人その人が本来持ち合わせた才能や能力を活かすような生活をしているかといったら、そういう人は皆無に近いからです。
みんな、ただ、なんとなく流されて生きている。
とはいえ、今の子どもたちが受けている義務教育がどうかと聞かれたら実際のところはわからないし、義務教育については今読みかけの本があるので、読み終わったらまた自分なりにも検証してみたいと思っています。
そんな私が、やっぱり気になるのは給食の献立。
小学校のHPに4月の献立表が載っていたので、早速確認してみました。
基本的には
・一汁二菜
・週1の味つきご飯(炊き込みご飯、ちらし寿司など)
・週1回のパン給食
・野菜中心
といったところ。
米粉や豆乳を使ったメニューもあり、それなりに健康に配慮してるとも言えます。
ただ、気になったのは、
・肉食が多い
・ということは、魚が少ない
・毎食、必ず牛乳がついてくる。
といったところ。
4月分15食の給食で魚が出てくるのは2食のみで、それも、鮭とはたはたなので青魚が1食もありません。
それに、日本人の子どものための給食なのに、日本人の主食であるお米ですら毎食出てくるわけではないのに、なぜか当たり前のように毎食でてくる牛乳。
牛乳って牛のお乳ですよ?
牛の赤ちゃんが大きく成長するために母牛が生成しているお乳を横取りして、人間の子どもたちに与えているようなものなんですよ?
それが例えばねずみのお乳だったら、子どもたちに積極的に飲ませるのでしょうか?
人間の子どもに牛のお乳を、毎食必ず与える日本人の給食。
そこになぜ疑問を感じないのでしょう?
完全にやめましょうとはいいませんけど、毎食ではなく牛乳もあくまで嗜好品としての扱いで週1くらいにして、その分の予算で青魚を食べさせたり、雑穀米にしたりしてもいいんじゃないかなと個人的には思いました。
そんなこんなで来週からまた新しい生活が始まります。
小学校にあがるのを楽しみにしていたうちの長男。
帰宅後早速、お勉強する~と、配布されたこくごの教科書を読んでいました。
新しい絵本を買ってもらったのと同じ感覚なのかもしれませんよね。
今の長男を見ていると、やっぱり創造力・発想力が秀でているようにみえるしそこを伸ばしてあげたいなと思う今日この頃。
私自身まだまだど素人の範疇を超えませんけど、もう少し長男が大きくなったらたまに作っているYouTube動画の作り方を教えて、作らせてみてもまたおもしろいのかもしれません。
そんなことを思いながら過ごした長男の小学一年生初日でした。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
食事改善日記 第3週のまとめ
成り行きで始まった 「日々の食事内容を公開していくシリーズ」
自分を律することにもなるし、読んでくださる方の参考になればいいなと2週目まではすべての食生活を公開してました。
ですが、前回も書きましたが、食生活改善のポイントは継続可能かどうかであるということ。
食べることは基本的には生きている限り続きます。
どんなに身体にいい食生活でも、無理なく続けられることでなければ、挫折して元の木阿弥というのでは、せっかく食による体質改善を始めようと思ったのに、もったいないですよね。
それに、身体にいい食生活をということで、口に入れるもの全てを身体にいいと言われているものに変えればいいかといったら残念ながらそうではありません。
例えば、アップルの共同創業者、スティーブジョブズ氏。
膵臓がんの転移による呼吸停止で2011年に56歳という若さで亡くなっていますが、彼が菜食主義者であったことはあまりにも有名ですよね。
マクロビ食がジョブズ氏の本当の死因ではないか、という説もあるくらいですが、この記事の考察がなるほど~と思ったので、ご紹介します。
私もジョブズ氏の死因はこの記事にも書かれている通り、
・異常なまでの果実食主義であること
・すい臓摘出手術と肝臓の臓器移植をしていること
の二点ではないかと考えています。
それ以上に私が気になったのは、東洋医学に精通していて、西洋医学に疑問を持っていたジョブズ氏。
がんだと診断された当初も菜食主義を貫きながら、鍼灸治療、ハーブ療法、光療法などの自然療法や伝承療法に活路を求めたくらい病院嫌いだった人がなぜ手術を行ったのでしょうか?
これはあくまで個人的な見解ですがジョブズ氏が手術を行った理由は、
・「がんと共存する」でなく「がんを根絶する」という発想でいたということ。
・周囲の西洋医学信者たちによる手術を勧める声が過大であったこと。
の二点ではないかと考えています。
摘出手術を行うということは、自分の体内に発生したがんを悪者にして、がんをやっつけよう、自分の人生から追い出してしまおうとしたこと。
それが、ひいては自分自身をやっつけようとしたことになってしまい、結果的には命を縮めてしまったのではないかと考えています。
つまり、健常な細胞=ポジティブは受け入れるけれど、がん細胞=ネガティブは受け入れないというあり方ですよね。
ですが、ポジティブもネガティブも自分自身には変わりありません。
これが、「がん細胞も自分の中で発生したものだから、どうやって仲良くつきあっていくか」という発想で日々過ごしていたら、また違った結果だったかもしれません。
また、マクロビの代表者である久司道夫さんとそのご婦人もガンで亡くなられているのも同じような理由なのかもしれませんよね。
もちろん、すべての西洋医学的処置を否定するつもりもありませんし、久司ご夫妻の件もまた検証していきたいと思っていますが、食生活を改善するとはいえ初めからガチガチに変えるのではなく、無理なくできるところから少しずつ改善していけばいいというのが私の考え。
それも、1週間単位で調整すればいいのでは、と現時点では考えています。
でも、毎日、今日は○○を食べました。と日々書いていっても、では1週間単位でみるとどうなのか、ってちょっとわかりにくいですよね?
なので、今回は試験的に夕食の献立のみ1週間分一覧にしてみました。
それがこちら↓
基本的に一汁二菜(たまに三菜)で、野菜や海藻を意識的に出すようにしています。
魚が少なめですが、3月31日(金)の
昼食:寿司(いわゆる100円寿司です)
夕食:バイキングにて、寿司をいただく。
と、寿司ばかりですが私も長男も生魚をいただいています。
上記メニューのうち、長男が食べてくれなかったのは下記の通り。
・3月29日 鰯の蒲焼き
→ 骨が多すぎ(大人は気にならないレベル)で長男食べるの断念。
「おいしいから、もっと食べたいのに~」と半泣き状態でした。
・同 豆腐と白菜の中華煮
→ 木綿豆腐が苦手で食べてくれず。
・4月2日 豚ヒレステーキ玉葱ソース
→ 玉葱ソースが嫌だとほとんど残す。
・同 キャベツと油揚げの煮浸し
→ 煮物・煮浸し系は基本食べてくれない。
油の摂取量が多いからと揚げ物・炒め物を控えて、煮物を多くすると食べてくれないのはお子さまあるあるなのでしょうか。
その辺のバランスも含めて、再度検証していきたいと思っています。
また、3月28日ですが、この日は家族全員が風邪気味だったこともあって、1日通して風邪撃退メニューにしてみました。
特に次男が発熱・咳・鼻水・目やにと症状が多く出ていたので、次男のケアが中心ですが動画を作ってみましたので、参考にしていただけたら嬉しいです。
ちなみに、この動画でご紹介している食事の参考レシピは下記の通りです。
※このレシピでカルピスをりんごジュースに変えましたが、長男には不評でした。また別のレシピを試してみます。
※もう少し甘みがほしかったので、てんさい糖と塩を少々入れたら美味しすぎて、長男と2人で一気に食べてしまいました。笑
※私はこのレシピに白菜と人参も足して野菜たっぷりに仕上げました。
子どもが風邪を引いて何を食べさせていいか迷った時、ぜひ参考にしてみてくださいね。
今日もお読みいただきありがとうございました。
そもそも、身体にいい食生活とはなんでしょう?
週末、家族で和倉温泉の金波荘に行ってきました。
(画像出典:【公式】湯快リゾート金波荘|和倉温泉)
客室からは大きなベランダから海が一望でき、朝や夕方、窓辺に遊びに来てくれた海鳥に子どもたちは大興奮。
源泉掛け流しのお風呂はまろやかな泉質でとても気持ちよく、大浴場の前面がガラス張りだったので海を臨みながらのんびり出来、身体も心も癒されました。
食事は朝夕ともにバンキングで、質量共に申し分なくとてもよかったのですが、一つ残念な点があるとしたら、もうちょっと品数が多かったらもっと楽しめたかな~といったところ。
ご飯は白米だけ(朝はお粥もあり)でしたし、朝食のパンもクロワッサンとチョコワッサンのみ。
ご飯も白米だけではなく炊き込みご飯があったり、パンも2種類だけではなく、食パンやロールパンなどがあるなど、もう少しバリエーションがあればもっと楽しめたのかもしれません。
それに「食による体質改善」という観点で見てみると、やはり肉・魚などの動物性たんぱく質、麺類など炭水化物が多めで、野菜など積極的に採りたい食材は少なめだったのは残念なところ。
まあ、そもそも外食バイキングでそのようなものを求めてはいませんし、宿泊料を考えるとお値段相当・・・むしろお値段以上でしたので、そういう意味では大満足です。
小さな子ども連れとしては細々とお世話してくれる仲居さんもおらず、変に気を使わずに済んだのでかえってありがたかったです。
また行きたいお宿が一つ増えました。
それはさておき、「食は身体と心と運命を作る」というならば、極力ファーストフードなどお腹を満たすだけの食事を避けて、身体が喜ぶ身体に優しいご飯を食べたいものですよね。
でも、そもそも「身体にいい食生活」って、どういう食生活のことをいうのでしょう?
例えば、我が家の場合、
・デスクワークが中心でほどんど身体を動かさないアラフォーパパ。
・赤ちゃんをおんぶしながら家事育児をこなす体力勝負のアラフォーママ。
・サッカー選手を目指す今年小学生になった男の子。
・好奇心旺盛で何でも自分でやりたがる1歳の男の子。
という構成ですが、もちろん、それぞれにとっての「身体にいい食生活」って違いそうですよね。ライフステージもライフスタイルもそれぞれ違いますから。
ほとんど身体を動かさない生活をしているアラフォーパパが、サッカー選手を目指して走り回っている小学生と同じ食生活をしたら、デブ街道まっしぐらです。
本当に?
大人と子ども、さらに赤ちゃんとそれぞれのライフステージ・ライフスタイルにとって「身体にいい食事」を用意する必要があるなら、毎度の食事を準備する人はすごく大変。
それに、「身体にいい食生活」というフレーズで思いつくことと言えば、
・有機野菜や無農薬野菜を積極的にとりましょう。
・調味料はいいものに変えましょう。
・精製された白いものは身体にはあまりよくないから、未精製のものにしましょう。
などなど、正直、その食材を探すのに手間もかかるし、お金もかかるイメージがありますよね。
しかも、食べることは基本的に命ある限り続くものですから、一度もしくは数回だけ食事内容を変えたらいい、というものではありません。
身体にいいからといって、あれもこれも一気に変えよう、完璧にしようとすると精神的にも経済的にも苦しくなって、結局挫折してしまうなんてことにもなりかねません。
実際、私自身も元々食には関心が高く、何度も食生活改善にチャレンジしてきましたが、ただなんとなくよさげな情報を鵜呑みにして試してみて、家族の反対にあったり、経済的に苦しくなって挫折したりもしてきました。
なので、食生活改善のポイントは、継続可能かどうかということにありそうです。
ここで、私の考える「身体にいい食生活」とはどのような食生活なのか、基本的なことをまとめてみました。
①まずは楽しい食卓を。
②水分は水かお茶で。
③子どもには朝ごはんを食べさせる。
④主食は米。それも出来るだけ未精製のものを。
⑤小麦製品(パン、うどん、パスタなど)の主食は1日1食まで。
⑥子どものおやつは4回目の食事。
⑦野菜をたくさん食べさせる。
⑧肉よりも魚。
⑨調味料だけは本物を使う。
⑩添加物にも気を付ける。
細かいことをいえば他にもたくさんありますが、基本的なことはといえば上記の10項目ではないでしょうか。
各項目の詳細は次回以降に改めますが、これならデスクワーク中心のアラフォーパパもサッカー選手を目指す小学生も基本的には同じ食生活でも大丈夫そうです。
食事は毎日3食もしくは4食(子どもの場合)いただくもの。
無理なく出来るところから改善していきましょう。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
ふるさと納税は本当にお得なのか?
今朝の報道番組で、「ふるさと納税返礼品の上限を寄付額の3割以下に・・・」とかなんとかいう話を小耳にはさんだ私。
元会計事務所職員としては、聞き捨てなりません。笑
ふるさと納税は、節約に励む主婦としてはやっぱり気になるところ。
返礼品のランキングを見ていても、やっぱり食べ物系が人気のようです。
(出典:ふるさと納税サイト [ふるさとチョイス] | 2017年 ふるさと納税なんでもランキング)
このサイトによると4位~7位はすべて牛肉。
みなさん、どれだけ牛さん食べるの好きなんですか~って、私も好きですけどね。
個人的には、3位の【新米 無洗米】つや姫キューブが気になります。
お米は和食に必需品ですものね。
玄米ならなお嬉しいけど、世間一般的には無洗米の方が喜ばれるのかもしれません。
そんなふるさと納税。
難しい税金計算のことはよくわからなくてもふるさと納税をすることで、
・地方の特産品が手に入る
・お給料から引かれる源泉徴収税額や確定申告の際に支払う税金がが減ることから、手取り収入額が増える
だからすごくお得♡って思いがちですよね。
実際、私の周りでも何人か利用している人もいるし、節約アドバイザーとかファイナンシャルプランナーの方に勧められたこともあります。
だけど、一見、家計の助けとなるように見えるこのふるさと納税。
本当にお得なんでしょうか?
そこで、ふるさと納税について考えてみることにしました。
ふるさと納税をすることで考えられるデメリット
ふるさと納税をすることで考えられるデメリットはいくつか考えられますが、私たち主婦に影響がありそうなこととしては、住んでいる自治体の税収が下がることがあげられます。
ということは、つまり今受けている行政サービスが低下もしくは受けられなく可能性があるということですね。
行政サービスの低下&廃止リスク
お住みの自治体にもよりますが、
- 妊婦検診や乳幼児検診などの助成金の減額または廃止、有料化。
- 子ども医療費助成金の減額または廃止。
- ゴミ収集サービスの有料化。
- 学校給食の有料化。
- 幼稚園や保育園、子ども園などの保育料高額化。
などがあげられます。
また、他にも病院や福祉施設の統廃合などもありえますね。
行政サービスの費用の出所は・・・
そりゃそうですよね。
今受けている行政サービスにかかる費用はどこから出ているかといえば、私たちが支払った税金から出ているからです。
この記事のタイトル「ふるさと納税は本当にお得なのか?」について、同じようなことを考えていた人がいらして、私よりももっと詳しく専門的に解説されている方がいました。
「本当にお得なのか?」どころか「リスクと危険性」ですって。
自分が得することしか考えてませんでしたね。てへぺろ(・ω<)
なるほどな~と感心しながら読ませていただきました。
ふるさと納税制度を食という観点からのぞいてみる
実は、このふるさと納税制度。
【食】という観点から見ても気になることがあります。
前述のふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」によりますと、1位~15位までが公表されていますが、そのうち食品は12品目。
そのほとんどが高級牛肉・うなぎ・カニだったりします。
ちょっと質問しますよ~
それらの高級牛肉・うなぎ・カニですが、自腹で購入しますか?
えっ、何言ってるの?
と思いました???
そうなんです。
普段、自腹では購入しないような高額食材がもらえるということで、ふるさと納税先を決めてる場合も多いのではないかと思います。
ですが、そのような高級食材を口にすることということは、身不相応なものを身体に取り入れているということ。
自腹では購入しない=自分では買えない・買わない、けど、ふるさと納税の返礼品として受け取り食すということはそういうことになりますよね。
飽食が身体の具合を悪くするといわれているのに、そのデメリットって全くないのでしょうか?
食の観点からみたふるさと納税のデメリット
と思っていたらやっぱりありました。
江戸中期の観相学の大家に水野南北という人がいますが、彼の著した『相法極意終身録』の現代語訳が「食は運命を左右する」という書籍(現在絶版)になってまして、それに食事による運命改善法が書かれています。
「食は運命を左右する」によりますと、水野南北は、運をよくしたければ、食事の時間と量を定めること、粗食・少食を定期的によく噛んでとればいいと説いています。
美食を否定しているわけではない
だけど、南北は必ずしも美食を否定しているわけではないんですよね。
地位の高い人、つまり収入の多い人は美食をしても問題はないと言っています。
そして、地位の低い人、つまり収入の少ない人が美食することを強く戒めているんです。
食事は身分相応であることが大切だと説いているのです。
なぜなら、貧乏人の美食は運を無駄遣いすることになるから。
収入が少ない=受け取るものが少ない、のにも関わらず美食してしまうことで、運を使い果たしさらに受け取れるもの(運)がすり減ってしまうのです。
なので、思うような収入が得られていないうちは、食を慎むことが大切なのです。
では、南北が言うところの美食は何でしょう?
それは、肉や赤身の大きな魚、味の濃い食べ物、砂糖、お酒などです。
これらは、現代では金銭的に安価なものも含まれますが、それは工場で大量生産されているからで、肉や砂糖そのものが食養という観点からみると美食の範疇に入ってしまうのです。
ですから、
それらの高級牛肉・うなぎ・カニですが、自腹で購入しますか?
の質問に「もちろんYES」と答えられないうちは、ふるさと納税の返礼品として受け取り食さないほうが、運を擦り減らしてしまいさらに受け取る収入が減ってしまう、という観点からみると、ひいてはお得ではないかと思うのです。
『運気改善法』なんていうと、なんだかふわっとした感じになってしまいますが、食は心と身体と運命も作るのかもしれません。
私もこの本の存在はすっかり忘れてまして、たまたまこの記事を書こうと思ったときに思い出したのですが、再度読み直して今やってる食生活改善に活かしていきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。