身体に優しいパンとスイーツ

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米粉や希少糖を使って美味しいパンやスイーツが作れるか実験中

ふるさと納税は本当にお得なのか?

今朝の報道番組で、「ふるさと納税返礼品の上限を寄付額の3割以下に・・・」とかなんとかいう話を小耳にはさんだ私。

元会計事務所職員としては、聞き捨てなりません。笑

 

ふるさと納税は、節約に励む主婦としてはやっぱり気になるところ。

返礼品のランキングを見ていても、やっぱり食べ物系が人気のようです。

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(出典:ふるさと納税サイト [ふるさとチョイス] | 2017年 ふるさと納税なんでもランキング

このサイトによると4位~7位はすべて牛肉。

みなさん、どれだけ牛さん食べるの好きなんですか~って、私も好きですけどね。

個人的には、3位の【新米 無洗米】つや姫キューブが気になります。

お米は和食に必需品ですものね。

玄米ならなお嬉しいけど、世間一般的には無洗米の方が喜ばれるのかもしれません。

 

そんなふるさと納税。

 

難しい税金計算のことはよくわからなくてもふるさと納税をすることで、

・地方の特産品が手に入る

・お給料から引かれる源泉徴収税額や確定申告の際に支払う税金がが減ることから、手取り収入額が増える

だからすごくお得♡って思いがちですよね。

 

実際、私の周りでも何人か利用している人もいるし、節約アドバイザーとかファイナンシャルプランナーの方に勧められたこともあります。

だけど、一見、家計の助けとなるように見えるこのふるさと納税。

本当にお得なんでしょうか?

 

そこで、ふるさと納税について考えてみることにしました。

 

 

ふるさと納税をすることで考えられるデメリット

ふるさと納税をすることで考えられるデメリットはいくつか考えられますが、私たち主婦に影響がありそうなこととしては、住んでいる自治体の税収が下がることがあげられます。

ということは、つまり今受けている行政サービスが低下もしくは受けられなく可能性があるということですね。

 

行政サービスの低下&廃止リスク

お住みの自治体にもよりますが、

  • 妊婦検診や乳幼児検診などの助成金の減額または廃止、有料化。
  • 子ども医療費助成金の減額または廃止。
  • ゴミ収集サービスの有料化。
  • 学校給食の有料化。
  • 幼稚園や保育園、子ども園などの保育料高額化。

などがあげられます。

また、他にも病院や福祉施設の統廃合などもありえますね。

 

行政サービスの費用の出所は・・・

そりゃそうですよね。

今受けている行政サービスにかかる費用はどこから出ているかといえば、私たちが支払った税金から出ているからです。

 

この記事のタイトル「ふるさと納税は本当にお得なのか?」について、同じようなことを考えていた人がいらして、私よりももっと詳しく専門的に解説されている方がいました。

www.yutorism.jp

「本当にお得なのか?」どころか「リスクと危険性」ですって。

自分が得することしか考えてませんでしたね。てへぺろ(・ω<)

なるほどな~と感心しながら読ませていただきました。

 

ふるさと納税制度を食という観点からのぞいてみる 

実は、このふるさと納税制度。

【食】という観点から見ても気になることがあります。

 

前述のふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」によりますと、1位~15位までが公表されていますが、そのうち食品は12品目。

そのほとんどが高級牛肉・うなぎ・カニだったりします。

 

ちょっと質問しますよ~

それらの高級牛肉・うなぎ・カニですが、自腹で購入しますか?

 

えっ、何言ってるの?

と思いました???

 

そうなんです。

普段、自腹では購入しないような高額食材がもらえるということで、ふるさと納税先を決めてる場合も多いのではないかと思います。

ですが、そのような高級食材を口にすることということは、身不相応なものを身体に取り入れているということ。

自腹では購入しない=自分では買えない・買わない、けど、ふるさと納税の返礼品として受け取り食すということはそういうことになりますよね。

飽食が身体の具合を悪くするといわれているのに、そのデメリットって全くないのでしょうか?

 

食の観点からみたふるさと納税のデメリット

と思っていたらやっぱりありました。 

江戸中期の観相学の大家に水野南北という人がいますが、彼の著した『相法極意終身録』の現代語訳が「食は運命を左右する」という書籍(現在絶版)になってまして、それに食事による運命改善法が書かれています。

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「食は運命を左右する」によりますと、水野南北は、運をよくしたければ、食事の時間と量を定めること、粗食・少食を定期的によく噛んでとればいいと説いています。

 

美食を否定しているわけではない

だけど、南北は必ずしも美食を否定しているわけではないんですよね。 

地位の高い人、つまり収入の多い人は美食をしても問題はないと言っています。

そして、地位の低い人、つまり収入の少ない人が美食することを強く戒めているんです。

食事は身分相応であることが大切だと説いているのです。

 

なぜなら、貧乏人の美食は運を無駄遣いすることになるから。

収入が少ない=受け取るものが少ない、のにも関わらず美食してしまうことで、運を使い果たしさらに受け取れるもの(運)がすり減ってしまうのです。

なので、思うような収入が得られていないうちは、食を慎むことが大切なのです。

 

では、南北が言うところの美食は何でしょう?

それは、肉や赤身の大きな魚、味の濃い食べ物、砂糖、お酒などです。

 

これらは、現代では金銭的に安価なものも含まれますが、それは工場で大量生産されているからで、肉や砂糖そのものが食養という観点からみると美食の範疇に入ってしまうのです。

 

ですから、

それらの高級牛肉・うなぎ・カニですが、自腹で購入しますか?

の質問に「もちろんYES」と答えられないうちは、ふるさと納税の返礼品として受け取り食さないほうが、運を擦り減らしてしまいさらに受け取る収入が減ってしまう、という観点からみると、ひいてはお得ではないかと思うのです。

 

『運気改善法』なんていうと、なんだかふわっとした感じになってしまいますが、食は心と身体と運命も作るのかもしれません。

私もこの本の存在はすっかり忘れてまして、たまたまこの記事を書こうと思ったときに思い出したのですが、再度読み直して今やってる食生活改善に活かしていきます。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。