身体に優しいパンとスイーツ

身体に優しいパンとスイーツ

米粉や希少糖を使って美味しいパンやスイーツが作れるか実験中

最後の晩餐のパンから見た人間にとって最低限必要な食品と糖質制限の危険性

発酵食品が大好きな私。

甘酒も自家製だし、塩麹も醤油麹も当然のように作って菌活に励んでいますが、最近、菌活つながりで天然酵母起こしにはまってしまい、うまく起こせたので調子にのって、ずっと憧れていた自家製酵母のカンパーニュを焼いてみました。

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自家製酵母のカンパーニュはドライイーストを使って作ったものとはまた違った風合いで、なんとも言えぬおいしさがあります。

まだ始めたばかりなので、自家製酵母の魅力についてこれ以上語ることができないのが残念だったりもしますが、「田舎パン」「田舎風パン」とも称されるカンパーニュの原材料は至ってシンプル。

基本的には粉・塩・水・酵母だけなんです。

これがまた格別に美味しい。

 

素朴な味わいで飽きのこないおいしさ。

小麦本来の味が味わえます。

 

って、何かのCMみたいな言い回しをついしてしまいますが、思わず毎日焼いてしまうほどのおいしさ。

だけど、この「粉・塩・水・酵母」だけって、どこかで見たような気がしませんか?

 

そうです。

神棚にお供えをする食品は「米・塩・水・酒」

これらは、少しこじつけ感が否めませんが、このように言うこともできますよね。

穀物(米)

・塩

・水

酵母(酒)

 

カンパーニュの主原料も

穀物(小麦粉、ライ麦粉)

・塩

・水

酵母

 

先日、

神棚へのお供え物と日本人の身体と心と魂にとって最低限必要不可欠な食品。

それらに共通点があるのではないか?

といった観点から、日本人にとって最低限必要な食品ってなんだろうと考えてみましたが、

primavera-rose1108.hatenablog.com

カンパーニュはフランス発症の田舎風パン。

フランスで主に信仰されているのはキリスト教だそうですが

brave-answer.jp

フランスのみならず、西洋で信仰されている宗教は宗派の違いはあれ、主にキリスト教と言えるのではないかと思います。

 

私はクリスチャンではないので、あまりキリスト教のことについては詳しくありませんが、Wikipediaによると、

共観福音書によればイエスはパンを取り、「これがわたしのからだである」といい、杯をとり「これがわたしの血である」といって弟子たちに与えた。

キリスト教でも、パン=身体。

宗教上の解釈は違うのかも知れませんが、食べるものが身体を作っていると言ってるようにも見えます。

 

つまり、

神棚へのお供え物と日本人の身体と心と魂にとって最低限必要不可欠な食品。

それらに共通点があるのではないか?

であるなら、

キリスト教のミサで使われるパンと西洋人の身体と心と魂にとって最低限必要不可欠な食品にも、なにか共通点があるのではないか?

と考えてみたのです。

 

そして、日本人と西洋人の身体と心と魂にとって最低限必要不可欠な食品に共通点があるなら、それが人間が命をつないでいくために最低限必要不可欠な食品といえるのではないでしょうか。

 

では、キリスト教でいうところのパンは何で出来ているのでしょう?

Laudate | キリスト教マメ知識によると、カトリック教会のミサで使用されるパンのことをホスチアといい、「水と小麦粉だけ」で作られているとのこと。

 

最後の晩餐のパンにイースト(酵母)が含まれてたかどうかは1000年近くも前から言い争われているようで、

zatsugaku.myblogs.jp

個人的にはイーストが含まれていようがいまいが、そんなことで1000年も言い争わなくてもいいような気もしますが、やはりキリスト教に代表される西洋社会においても、人が命をつないでいくために最低限必要不可欠な食品は「穀物・塩・水・酵母(発酵食品)」と認識されていたといえるのではないかと思います。

 

「米」や「小麦」だけでは栄養不足になるんじゃないかというツッコミも入りそうですが、もちろん、ここでいう米は「玄米」、小麦は「全粒粉」のこと。

「白米」やよくスーパーなどで見かける薄力粉や強力粉などの「精製された小麦粉」と塩・水・酵母(発酵食品)だけでは、当然身体にとって必要なビタミンやミネラルが足りず栄養失調に陥ります。

 

じゃあ、仮に人間の身体にとって最低限必要な食品は穀物・塩・水・酵母(発酵食品)」であるなら、毎食、全粒粉と塩と水と天然酵母だけで作ったシンプルなカンパーニュだけ食べていればいいんですか?という更なるツッコミも入りそうですが、私たちが日本人・・・というより大和民族である、という前提からいくと、直感的にそれは違うような気もします。

 

その話については、また次回以降、考察していきたいと思いますが、やはり人間が生きていく上で最低限必要な食品は人種を問わず、

穀物(米、小麦粉など)

・塩

・水

酵母(発酵食品、発酵調味料)

と言えるのではないでしょうか?

 

ともすれば、ご飯などの炭水化物を避ける糖質制限ダイエットが今もなお流行っていますし、一時的には効果もあると思いますが、長期的にはかなり危険なダイエット法だと思います。

gendai.ismedia.jp

 

やはり、人間が生きていく上で最低限必要な食品である

穀物(米、小麦粉など)

・塩

・水

酵母(発酵食品、発酵調味料)

 

これらを中心として、身体が喜ぶ食材たちを楽しく味わいたいものですね。

 

今日もお読みいただき、ありがとうございました。