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食べることは生きること

食の安全、食育、調味料へのこだわり、たまに育児の話。

パンは手軽というけれど・・・

朝食にパンというご家庭は多いですよね。

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 手軽で美味しい。

 朝食がパンの日は楽。

そんな声も聞こえてきそうです。中には

 朝からご飯はのどを通らない。パンなら食べれる。

といった声も。

 

だけど、ふと思ったんです。

ご飯と比較しているパンは、自家製なのでしょうか?

 

どうやら「パンは手軽」といっている人は、私も含め、

 ご飯は自分で炊く。

 パンはスーパーかパン屋で買ってくるもの。

という前提で話をしているような気がします。

 

なぜなのでしょう?

どのような形態で購入するか、という観点からみると

「炊いたご飯」と対等なのは「自家製パン」(素材で購入し食べられる状態に加工)

「購入したパン」と対等なのは「レトルトご飯」(食べられる状態で購入)

なのに、なぜか「炊いたご飯」と「購入したパン」で比較するんですよね。

 

これについて検証してみました。

まずは、米とパンそれぞれ、日本人とどうかかわってきたのか見てみたいと思います。

 

稲作が日本に伝来のは2000~3000年前。 

縄文時代の 中期頃から約70年ほど前まで、主食はお米や雑穀類のみでした。

2000年もの長きに渡って、先祖代々受け継がれてきた「主食は自分で炊く」という行為は、疑う余地すらないくらい当たり前の行為だったのかもしれません。

 

一方のパンは一般庶民にまで広がったのは、戦後、学校給食に導入された1960年代以降から。

当時の時代背景を見てみると、ちょうど高度成長期です。

www.jphistoryrd.com

 

高度成長期の生活スタイルの変化といえば、

・サラリーマンとして雇用される人の増加。

・女性の社会進出拡大。

三種の神器(白黒テレビ・洗濯機・冷蔵庫)の普及。

・3C(カラーテレビ・クーラー・自動車)の普及。

・子どもの高学歴化。

といろいろありますが、四大公害病などが社会問題になったのもこの頃ですよね。

www2.toyo.ac.jp

それくらい、企業が消費者や周辺住民などの健康よりも自社の利益を優先させた時代。

今もそのような感はありますが、当時は今以上に食の安全には無頓着だったと思われます。

しかも、そのような食品を提供している企業の上部は危険性については知っていて、自分はおろか家族には食べさせない、なんて都市伝説もありますよね。

 

そして「企業戦士」「社畜」「仕事中毒(ワーカホリック)」なんて言葉もありますが、父親は昼夜を問わず働くサラリーマン。

母親も社会に進出していき、子どもは受験戦争に巻き込まれる世の中。

 

企業が身体にとって好ましくないとわかっていても、大量の添加物を使って日持ちさせ、価格も抑えた食品を提供していこうとしたのは想像に難くありません。

そして、そのような食品たちが忙しい主婦たちから「手軽」だともてはやされたのは言うまでもないでしょう。

 

このような説もありました。

www.nippon.com

私は朝食のパンといえば、トーストやバターロール、クロワッサンなどと思い込んでいて、さらにサラダやヨーグルト、そしてスープで朝食、という前提で話を進めていましたが、なかには菓子パン・総菜パンで済ませるご家庭もありますよね。

確かに総菜パン、パスタ、ラーメンなどは、おかずがなくてもそれだけでお腹は満たされます。お米にはおかずがないと食べられない、だからパンは手軽、というのもうなずけます。

だけど、ご飯と味噌汁、そしてちょっとした副菜を用意することが面倒だと思うライフスタイルそのものに問題があるのではないでしょうか?

 

冒頭の

 朝からご飯はのどを通らない。パンなら食べれる。

も同じことが言えますよね。

 

なぜ、朝からご飯はのどを通らないような生活を送っているのでしょう?

そのようなライフスタイルそのものが、和食に合わない、ひいては日本人に合わないのかもしれません。

harasawapublication.hateblo.jp

 人間が根本的に健康に生活したいのであれば、労働ロボット、生産ロボットのようなライフスタイルと決別する事だと私は考えている。

(中略)

そして、欧米人の効率主義に迎合することなく、自然と融合して生きる独自の日本式の日本人の基本的なライフスタイルを確立すれば良いのだ。

 

パンは手軽というけれど、朝からご飯に味噌汁、お漬物。

そのような日本人が古来より親しんでいた朝食も楽しむ。

そんな心のゆとりがある日本人らしい生き方を楽しんでいきたいものですよね。

 

今日もお読みいただき、ありがとうございました。